
一青窈、中島美嘉、LEO今井、平原綾香、中ノ森BAND、モダーン今夜。さあ、この人たちに共通することは何でしょう?
…って、あんまり引っ張ってもしょうがないのでさっさと答えを言いますと、じつはこの方々、2008年1月28日、29日の2日間で僕が取材させてもらったアーティストなんです。

特に28日は13時に六本木一丁目で一青窈、14時半に乃木坂で中島美嘉、16時に溜池山王でLEO今井、17時半に外苑前で平原綾香というかなりの強行スケジュールだったのですが、音楽ライターを生業としている人ならこれくらいは当たり前、というかこれくらいの量をこなしていかないと、ライター1本で生活することはできません。音楽の記事って、ギャランティがそんなに良くないので。
もちろん取材の合間にも原稿を書きまくり、さらに次の取材の準備もやらなくちゃいけない。僕の場合、だいたい1日12時間くらい働いていて、休みの日も月に1〜2日。
もうひとつ、ものすごい問題があってですね、それは何かというと、ぜんぜん儲からないんですよ、この仕事。その理由は……あ、それはさっき書きましたね。
「いくら音楽が好きでも、そんな仕事はやってられないなあ」と思った人、あなたはきわめて正しい。
それでも「ライターを目指してます」っていう人は、いますぐに考え直すべきでしょう……あれ、いつの間にかグチ大会になってしまいました。
そうそう、最初にダーッとアーティスト名を並べたのはフリーライターの過酷な状況をアピールしたいからではなくて、「このなかで、ちゃんとCDを聴いたことがあるアーティストはどれくらいいますか?」って聞いてみたかったのでした。

そうだな、「中島美嘉のベストアルバム」はi-podに入っているけど、あとはぜんぜん聴いたことないなあ。あ、平原綾香の『Jupiter』は知ってる」くらいが平均的なところではないでしょうか。
「何人かはテレビで見たことあるけど、CDはぜんぜん聴いたことない」って人のほうが多いかもしれないですね。
音楽ライターをやっていていつも思うのは、「もう少しだけでいいから、自分の好みの音楽を探してみてほしいなあ」ということ。


テレビや情報誌で大々的なプロモーションをやってるメジャーな音楽のなかにも素晴らしいものはたくさんあるんだけど、もうちょっとだけ探ってみれば、そこにはきっとあなたの人生を豊かにしてくれるアーティストとの出会いが待っている、僕はそう思います。
まずは試しに「LEO今井」「モダーン今夜」あたりを聞いてみてはどうでしょう。
子供の頃からロンドン、東京を行き来する生活を送り、現在はオックスフォード大学院で文学論を専攻しているというユニークなキャリアを持つ「LEO今井」の近未来サイバー感覚にあふれたロック、そして、寓話的な世界観を持つ歌詞とジャズ、ソウル、ファンク、ブルースがごちゃまぜになったサウンドが楽しい「モダーン今夜」の音楽は、きっとあなたの感性を気持ちよく刺激してくれるはず。
…なんとか、音楽ライターっぽいコラムになったかしら?
では、また〜。