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”自分らしく”の生きかた選択

キャリア教育研究所
認定心理士・キャリアカウンセラー
井上 眞希
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chapter1 自分らしく、という思い

“自分らしく”とか、“自分に合った”いう言葉は、男性よりどちらかというと女性の方が口にするような気がします。

「自分らしく生きたい」
「自分に合った仕事をしたい」

カウンセリングをしていても感じますが、多くの女性が、こういう思いを根底に持っているようです。

女性の場合、人生の中で自分の意思とは別の要因で「選択」を迫られる場面があります。

例えば結婚。

今は結婚しても仕事を続ける女性が増えてきましたが、それでも結婚するときに、仕事をどうするか、悩むのは多くの場合女性です。

そして出産。

結婚しても仕事を続けてきた女性が、出産を機にやめることにした、という話は今でもよく聞きます。

保育園の問題、勤務時間の問題、なにより、体力的な問題もあって、そこで一度仕事を辞めてしまうという選択をするのでしょう。

もちろん、仕事を続けるも続けないも本人の自由なので、どちらがいい、ということはありません。

ただ、問題なのは、「続けたいのに辞めざるを得なかった」とか、逆に「辞めたいのに家庭の事情などから働かざるを得なかった」というような、“自分の意思とは違う選択”をしなくてはならなかった場合です。

少なくともそれまでは“自分の意思で”、“自由に”決めてきたことが、結婚や出産、その他の要因によって、自分の意思だけではどうしようもない状況に陥ることが、女性のライフステージ上には、多々あります。

そんな時、スパッと割り切って、「よし今の状況を楽しもう!」と、気持ちの切り替えが出来ればOKなのですが、「結婚さえしなかったら」とか、「子どもさえできなかったら・・・」
なんて思ってしまったら本当に不幸なことです。

もちろん、そこまで極端に思わないまでも、日々の家事、育児におわれていると、段々と社会から遠のいているような感覚に陥ります。

そして、「私がやりたかったことって本当は何だったの?」から始まって、ついには「私は一体なんのために生きているの?」という、どん底の悩みにまで発展してしまう場合もあります。

「結婚も出産もまだまだ先」、或いは、「結婚や出産なんて全く考えていないわ」、という方でも、将来そういう状況に陥らないとも限りませんし、起こりうるあらゆる状況のひとつとして、思い描かないこともないでしょう。

つまり、いずれ自分が立つであろう「岐路」を、女性は早い段階から、漠然とではあるけれど、察知しているようです。

だからか、女性は、“本能的に”「自分らしく生きたい」という強い思いを持っている気がするのです。

 

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